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【厚労省資料】技能実習生の監理団体が行う入国後講習の標準的な日本語学習 についてのガイドライン

入国後の介護職種の技能実習生に対する、配置前の日本語教育に関する厚生労働省の資料がありました。

監理団体が行う入国後講習の標準的な日本語学習 ... - 厚生労働省(PDF)
以下のように分類して日本語研修を行うそうです。

実習生の日本語能力及び日本社会に対する理解を高めることにより、実習実施機関での研修が少しでも円滑に進むようになることを目的とする。日本語習得状況から実習生を「N3取得者」「N4 上位者」「N4下位者」の3レベルに分け研修を行う。

介護系に関しては経済連携協定で日本語のレベルが決まっていますが、この資料を見る限り、入国後の研修はインドネシアとフィリピンが多いのかなと推測。

介護職種以外はどうなんでしょう。

仕事現場で意思疎通に問題が生じるのは、習った丁寧語の日本語と、現場のブロークンな日本語では全然違うので、まるで違う言語になっているのではないかと推測しています。

ちなみに、このとき監理団体の研修の担当教師の条件などには「ベテラン」が指名されています。

でも配置後は監理団体による日本語教育は行われないので、我々のような人間が担当するのですね。

ヒューマンアカデミーでも「介護の日本語の教え方」という講座をオープンするとか。

建設現場はどうでしょう。教科書「ゲンバの日本語」はありますが、「そうっス」「自分っス」「やるっス」とは教えてくれません・・・・・・。

特に建設現場関係は言葉使いが荒めなので、まさに「特定の目的のための日本語」(JSP:Japanese for Specific purpose)になりますね。

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