レッスンレポート

ベトナム人とび職実習生の日本語教室で「オヤカタくんch」が大活躍!

オヤカタくんch

(オヤカタくんの動画の画像は吉本興業に許可を得て掲載しています)

どんな言葉が使われているかというニーズ調査ができない中、どうやったらとび職人の現場のコミュニケーションに役立つ内容にできるか!? ずっと悩んでいたのですが、すばらしいコンテンツに出会いました。芸人のオヤカタくんです。

とび職人の場面がてんこもり!

ダメ元で授業で使いたい旨連絡したところ、条件付きで承諾していただけました。ありがとうございます!

おかげで今回から動画がそのまま教材デビューです。

「〜ほうがいい」であるある場面が大活躍

最近授業で身体の部位名や怪我、気分や体調などの表現を練習していたので、それも動員して「つなぐにほんご」で「〜ほうがいい」の会話を練習しました。

その後、オヤカタくんの出番です。

動画を再生すると笑いが起こります。言葉は聞き取れなくても視覚的に共感できるところが多すぎて分かるようです。

というわけで、途中途中で動画を停止して、

「ここでオヤカタくんにいいましょう!」

と。

安全フックかけてるの忘れて昼飯に行こうとして、前に行けずパイプに激突したオヤカタくん。

安全フックかけてるの忘れて昼飯に行こうとして、前に行けずパイプに激突したオヤカタくん。

「安全フックをはずしたほうがいいですよ!」

ここでは「腰をぶつけて痛い」も復習。

パイプにぶら下がって懸垂するオヤカタくん。

パイプにぶら下がって筋トレ(懸垂)するオヤカタくん。

「ここで筋トレしないほうがいいと思います」

夏、熱くなったアンチに素手で触って火傷するオヤカタくん

夏、熱くなったアンチに素手で触って火傷するオヤカタくん。

「アンチは熱いので、素手で触らないほうがいいと思います」

「軍手をしたほうがいいと思います」

「素手」と「軍手をする」はここで新出語彙となりました。手を火傷するというのは、前回練習したフレーズでした。

パイプを連打していて、うっかり自分のボディにヒットさせてしまったオヤカタくん。

パイプを連打していて、うっかり自分のボディにヒットさせてしまったオヤカタくん。

「パイプを叩くときは、注意したほうがいいと思いますよ」

後輩からクランプを受け取るも、ナットがついていなくて怒るオヤカタくん。

後輩からクランプを受け取るも、ナットがついていなくて怒るオヤカタくん。

こちらはクランプを渡した人に、ということで

「クランプを渡す前に、確認したほうがいいですよ」

実際、クランプはものすごくたくさんあるので大変だそうです。

おかげで100%現場の場面で練習できました。

足場の板が「アンチ」であるとか、「クランプ」などという名詞は私ではなかなか出てこないですし、神動画です。

オヤカタくんを再生すると、みなさんガン見です。

今回は途中で時間が来たのでそこで止めようとしたら、全部見たい!というリクエストがあったほど。

「〜がち」がちょっと分からないようでしたので、次回1つの文型として補足説明しようと思います。

「マス形+がち」ですかね。

TikTokでオヤカタくんの動画を見ている実習生のみなさんは、「いつか教室に本物のオヤカタくんが来たらいいのに」と思っています。

「ばっきゃろぅ〜て〜〜〜〜んめぇ!日本語で話せやぁ!」

って言われるので、頑張って日本語を勉強しましょう♪

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